映画「CODA あいのうた」観てきました
映画「CODA あいのうた」観てきました。
Watched “CODA”
フランス映画「エール!」のリメイクですが、僕はオリジナルの方は観てないんです。
本作Twitterで観てきた人の評価がむちゃくちゃ高い!
今年ベストなんて呼び声も。
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CODAとは、Children of Deaf Adultsの意味だそうです。
両親が耳が聞こえないので、耳が聞こえる子供が手話を覚え通訳を担うようです。ヤングケアラーともいうのですかね。
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主人公の女子高生ルビーは、パパとママと兄貴の4人家族。
ルビー以外の3人が聾唖者で耳が聞こえず手話で会話をします。
パパと兄貴は海で漁師をしており、ルビーも一緒に上船して手伝います。
漁船には無線がついていて、管制からの連絡に応答しなくてはならず、健聴者のルビーが必要なのでした。
ルビーは朝早くに漁に出てから学校へ。
ルビーは歌を歌うのが大好きで、高校では合唱部に入部します。
そしてそこで歌の才能を見出されて、有名音楽大学をめざすことに。
しかしルビーが大学に進学するということは、家族は健聴者を失い、家業である漁師もできなくなるということなのです。
ルビーが自分の夢を追えば、家族の収入が途絶えてしまう。。
ヤングケアラーとして女子高生のルビーの肩に、重荷がのしかかっています。
ルビーは家族のために生きるのでしょうか、自分の夢を追うのでしょうか。というおはなし。
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傑作!!93点!!
ネタバレさけて詳しくはいいませんが、
基本的に下ネタ全開のホームコメディ要素が散りばめられて、軽快に観れるのですが、
とある演出にハッ!と息を飲んで姿勢を正し、
クライマックスのシーンに涙が止まりませんでした。。
これは映画館で体験してほしいかも。
必見です。
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そのほか雑感は、、
*さっきも言いましたが、後半の展開が素晴らしい
*家族の演技が全員いい!
母ちゃんが色っぺえし、父ちゃんのツラがいい。兄ちゃんのツラもいい。
全員聾者の俳優さんたちです。
健聴者の俳優に聾者を演じさせず、仕事を奪わないのも好感。
*先生のキャラがとても素晴らしいのです。
*最後の歌のシーン、涙がとめどなく出たのだけど、同時に身体の震えが止まらなかった、、自分でもびっくりした。
映画館で観て体験してほしいです。
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本作は基本的に、聾唖者の家族のホームコメディのように、ほのぼのと進みます。
下ネタや過激な口汚い表現もふんだんにあり、
障がい者の描き方をこぎれいにみせたくないとでもいいたげな、ストレートな姿勢が素晴らしいなと思いました。
日本では脳性麻痺の女性が主人公の「37セカンズ」が同様の姿勢の映画(いや、もっと攻めてる)で、本作とともにオススメです。
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とはいえ、障がいや介護が必要な家族をケアする方は実際はたくさんいて、
僕もいつか誰かをケアしなくてはいけないかもしれないし、ケアされるかもしれない。
また、家族のケアに疲れてしまっている人も実際たくさんいるだろうと思ってます。
現実はこの映画のようにそんなうまくいかない、といったバリアはあるのだろうなと思います。
しかしながら本作を観たら、
聾唖者の人たち、そのほかの障がいの人たち、ヤングケアラー、ヤングでないケアラー、
自分とちがう経験をしてきた人々、自分とちがう生活をしている人々、
いろんな背景をもった人たちについて目を向けて知ろうという気になる映画だし、
なによりも、相手に心を込めて伝えようという気にさせる映画です。
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本作はPG12ですが、こんなレーティングは気にせず、ぜひ親子で見たらいいと思います。
家族でセックスの話もしたらいいんだ。
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