リドリー・スコット監督映画「ハウス・オブ・グッチ」観てきました
リドリー・スコット監督映画「ハウス・オブ・グッチ」観てきました。
Watched Ridley Scott’s new film “House of Gucci”
巨匠リドリー・スコット監督による、ファッションブランドのGUCCIを創設したグッチ家の悲劇を描く実話ベースの話。原作小説があるみたい。
豪華競演も見どころで、レイディーガガさんとアダム・ドライバー主演。そしてアル・パシーノとジェレミー・アイアイアンズ、ジャレド・レト!
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リドリー・スコット監督はよわい84歳。
昨年の「最後の決闘裁判」は中世の実際の物語で、女性のひどい扱われ方を描きました。
中世の物語でありながら、観客に「これはまだ今も残っている女性蔑視問題じゃないか」と啓蒙させる、リドリー・スコットの語り部の力がすごい。。
年老いてなお、現代の社会問題への感度が高く、感嘆させられました。
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しかしながら本作「ハウス・オブ・グッチ」は、
「最後の決闘裁判」とはちがい、社会的なテーマははらんでなさそうで、そのあたりは物足りない気がします。
昔あったトンデモ事件の実写化なので、同監督作の「ゲティ家の身代金」ととても似た雰囲気です。
ふつうに面白いんですけどね。
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その他雑感は、、
*グッチ一家の斜陽おもしろ!
*野心家でムッチムチのイタリアン嫁をレイディーガガさんが熱演。
*御曹司アダム・ドライバーもいい演技だなあ。。サッカーのシーンとかだいすき。
*イタリア一家のドン!アル・パシーノ翁登場!マイヒーローです!
*グッチ再興の要、トム・フォード登場!
*ジャレド・レトの役者魂。狂人の域ですな。。
令和のクリスチャン・ベール、令和のゲイリー・オールドマンと言っても華厳の滝ではない。(海外俳優と和暦の組み合わせの違和感よ)
この映画はみておくとよい。
88点
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