クリント・イーストウッド最新作映画「クライ・マッチョ」観てきました
クリント・イーストウッド最新作映画「クライ・マッチョ」観てきました。
Watched Clint Eastwood’s new film “Cry Macho”
よわい91歳。なのに毎年のように新作を撮り続けるクリント・イーストウッド。すごすぎるよね。。
毎年遺作になるかも、、と思いつつ新作発表を聴くと、すげー!って感嘆します。
でもその味わいはシンプル。凝った仕掛けはなくて、サクッと撮って、でも後々まで心に余韻が残る不思議な映画です。
近年だと、「運び屋」、「リチャード・ジュエル」、「15時17分、パリ行き」どれも不思議な余韻の映画でした。しかも全部面白いっていうね。
そして本作「クライ・マッチョ」。タイトルから、男らしさとは何かを問うような映画だと察します。
男なんだろグズグズするなよ。
そんな昭和なジェンダーの役割を問う映画なのかしら。
楽しみにして劇場へ。
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ぜんぜんちがった!
男らしさとかジェンダーの役割を問うとか、
そんな世間のトレンドとかまったく関係ない、
次元がちがう!笑
クリント・イーストウッド翁「らしさ」全開のザ・俺ムービーでした!
でもスクリーンで、生きる伝説を観れる幸福よ。
88点
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おはなしは、1980年の話。
テキサスの牧場でかつてロデオ乗りとして活躍したクリント・イーストウッドさんは、今は役立たずとして牧場主に罵られています。
しかしそんなある日、牧場主から、メキシコに住んでいる息子を鬼嫁から取り返して欲しいとムチャぶりされます。
テキサスから単身車でメキシコに向かうクリント・イーストウッド翁。
13歳の反抗期な少年と、91歳のかつては強かった男とのロードムービーです。
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よさげなプロットでしょう?笑
でもストーリーや脚本はすっごい雑!
でも!なんか悪くない。
なんとなくいい。
ぬるめの湯にずっと浸かってるような笑
微弱電波の刺激のマッサージ器をあててるような笑
クリント・イーストウッドが撮影して主演して、
それがスクリーンで観れて、それだけで他になんの文句がある?笑
「許されざる者」のウェスタンライクな背景、
そして「運び屋」の酵母菌をかけて、浅漬けで発酵させたような感じ。
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そのほか雑感は、、
*人生の最後の最後まで。俺はモテたい。てかモテちゃうし。のクリント・イーストウッド節。
これは「運び屋」でも出てましたな笑
*相棒の13歳のメキシカンボーイが、岡村靖幸に似てるけど笑、キャラは厨二だから超ウザい。
*全キャストがクリント・イーストウッドに脚本上、悪態をついたり不敬なことをしますが、
でも全員がクリント・イーストウッドに敬意を払い大事にしてそうなバイブスがスクリーンから漂っています。
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このあと、リドリー・スコットの「ハウス・オブ・グッチ」を観ます。
その前の前菜映画として、「クライ・マッチョ」とても楽しみました!
おじいちゃん、いつまでもお元気で。
年上のかっこいい人見ると元気出る。
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